名刺の歴史と現在

未分類 0 Comments

名刺の歴史は非常に古く、古代中国の後漢頃といわれています。使用方法は現在のものと違い、科挙官僚、地主、文人を兼ね備えた士大夫階級が、邸(一定以上の階級の屋敷)を訪れたときに門に置かれた箱の中に姓名と身分を書いた札を入れ、取次を要請した習慣とされています。そのときに使用された札が「刺」と呼ばれ、名刺の起源とされています。起源がアジアということもあり、名刺は中国や日本、韓国や台湾など東アジアを中心に使用されていましたが、近年ではアジアでのビジネスの広がりや、メールアドレスの交換を行うために欧州でも使われるようになってきました。

インターネットの普及が盛んになる以前は、名刺というと社会人が持つものであり、大人(社会人)の証拠のようなものでしたが、インターネットの普及に伴いメールアドレスが一般化すると、オフ会などでメールアドレスの交換に使用されるようになり、未成年であっても使用されるようになってきました。

日本では名刺は、会社名や所属(役職)、会社住所、電話番号(FAX番号)などが記され、裏面を行う場合は取り扱い品目や会社の仕事内容などが記されるケースがありました。現在でもそのような印刷を行っている名刺は数多く存在していますが、連絡先は会社の電話番号だけでなく、メールアドレスや会社のHPアドレス、携帯電話の番号などが表記されています。名刺という名前と形は同じであっても、時代に合わせて中身は変わってきているのです。